血液内科

診療内容
スタッフ

はじめに

当科は平成21年7月に虎の門病院のサポートのもと,新設されました。同院関係者ならびに当院の患者背景地域である目黒区・世田谷区の医療関係者および地域の皆様の御助力もあり,おかげさまで本年で10年目を迎えることとなりました。 スタッフも当初は常勤1名のみでしたが,現在(令和1年9月1日)は常勤3名,非常勤1名の計4名にまで増員され,がん専任看護師,がんリハビリテーション理学療法士,薬剤師も含めたチームとして医療に従事し,地域の方々に還元することを目指しています。患者数も年々増加の一途を辿り,昨年度の実績は以下の通りです。

昨年(平成30年)度の実績 ・入院病床数(1日平均) 28.4床 ・入院疾患内訳 リンパ腫疾患 133例 急性白血病 32例 骨髄腫疾患 33例 骨髄異形成症候群 23例 骨髄増殖性疾患・慢性白血病 18例 その他 血小板減少・再生不良性貧血・溶血性貧血など 36例 ・外来患者数(1年間累計) 4,046名

主な対象となる疾患とその治療

白血病,骨髄異形成症候群,悪性リンパ腫,多発性骨髄腫,骨髄増殖症候群(真性多血症、本態性血小板血症、骨髄線維症など)などの造血器腫瘍に対して,標準的薬物療法を行っています。同種造血細胞移植など無菌室を要する場合は主に虎の門病院本院または分院に紹介させていただき、同院とは常に連携して治療を実施しています。また、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの難病,自己免疫性溶血性貧血,血栓性血小板減少性紫斑病などの血液疾患の診療も行っています。

診療の基本方針

血液悪性疾患に対する診療は治療を受けられる方とその方を支える皆様の協力が必須であるため,原則として病名を告知し,十分な説明と同意の取得の後に検査と治療を行ないます。

検査

疾患により受けていただく検査は異なりますが,概ね以下の検査が主となります。

  • 血液検査(血算,生化学,他染色体やウイルス・遺伝子変異等の特殊検査など)
  • 骨髄検査(骨髄像,染色体,遺伝子変異など)
  • 画像検査(レントゲン,CT,MRI, *PET-CT:隣接する自衛隊中央病院に依頼 )
  • 生理検査(心電図,超音波検査)
  • 造血器腫瘍の生検による組織採取(表在のリンパ節生検、消化管内視鏡検査、外 科的組織の摘出など)

設備

入院病床:25~35床

無菌病床:2床

外来化学療法室(共有設備):5床

化学療法以外にも外来輸血療法も行っています。

受診するにあたっての注意事項

  • 前医からの紹介状(診療情報提供書)と検査データ(採血や画像)をご持参下さい。
  • 当日受診も適宜,受付いたします。
  • お薬手帳があれば,服用薬の詳細がわかりますので,ご持参下さい。
  • 他院からの転院を希望される場合,担当医と相談の上,医療連携室を介して予約 を取得していただくこととなります。(緊急を要する場合も同様に担当医から直接, 医療連携室または当科医師までご連絡をいただくこととなります)

血液内科から患者さんへのお願い

当科では、血液疾患や合併症に対する診断・治療をよりよくするため、さまざまな臨床研究と解析を行い学会又は学会誌等への報告を行っています。これらの臨床研究は全て保険診療範囲内で最善を尽くして行われた治療であり、治験薬を使用するものではありません。詳細な臨床経過のデータ解析を行い、あくまで今後の臨床に役立てることを目的としたもので、個人名を公表することは一切ありません。 もし、疑問やご質問等がございましたら、担当医までご相談ください。

スタッフ

増岡 和宏 (マスオカ カズヒロ)

役職 血液内科部長兼医学教育部長
専門分野 造血器疾患全般
資 格 (専門医等) 日本内科学会総合内科専門医・指導医  日本血液学会血液専門医・指導医  日本がん治療認定医機構認定医・指導医(暫定教育医)

太田 光 (オオタ ヒカリ)

役職 医長
専門分野 造血器疾患全般の診断・治療
資 格 (専門医等) 日本内科学会認定内科医・指導医  日本血液学会血液専門医  日本輸血・細胞治療学会認定医  日本内科学会総合内科専門医

島津 浩 (シマヅ ヒロシ)

役職 医長
専門分野 造血器疾患・内科全般の診療
資 格 (専門医等) 日本内科学会認定内科医・指導医  日本血液学会血液内科専門医

山口 麻里子 (ヤマグチ マリコ)

役職 非常勤医師
専門分野 造血器疾患・内科全般の診療
資 格 (専門医等) 日本内科学会認定内科医